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代表取締役CEO
石原 紀彦NORIHIKO ISHIHARA

旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

本年もグループ役職員一同、ステークホルダーの皆様のご期待に沿えますよう、意義のあるソリューションの提供及び企業価値の最大化に邁進する所存です。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の猛威が収まらない中、社会・経済活動全般が大きく停滞し、その中で、リモートワークの拡大やDX(デジタルトランスフォーメーション)による新しいソリューション提供・競争力強化に向けた取り組みが急速に進歩した一年となりました。

セキュリティ分野においては、日本企業を対象とするサイバー攻撃が多発し、手法も複雑化、また影響も重大化しています。すでにサイバー・セキュリティは、あらゆる事業の基礎インフラとして認識され、企業経営におけるサイバー・セキュリティ対策の重要性は日に日に高まっています。一方で、日本企業のセキュリティ対策は未だ多くの課題を抱えている状況です。日本が今後も高い国際競争力を維持するためには、セキュリティ対策を更に強化することが不可欠であり、それに伴いサイバー・セキュリティ市場は今後も急速な拡大を見せるでしょう。また、地政学的リスク環境の変化を背景とするサプライチェーンの再構築により、日本経済の産業構造が改めて変化することが想定され、周辺のアジア諸国に拠点を持つ企業向けのセキュリティ・ソリューション提供も当社グループにとって大きな事業機会と捉えております。

サイバージムを軸とする弊社グループの総合的なサイバー・セキュリティ・ソリューションは、政府機関や重要インフラ企業のみならず多くの企業からの高いご評価を頂いております。世界最先端の攻撃技術とノウハウを体験できるサイバー・アリーナにて実践的なトレーニングを通じて、日本企業の経験値と対応ノウハウを高めるよう支援させて頂ければと思います。本年は、全国各地でのセキュリティ・ニーズに対応すべく、パートナーとも連携しながらサイバー・アリーナの新設とサービス拡大を進めて参ります。また、パートナーとの連携によるアジアでのサイバー・アリーナ開設につきましても引き続き計画中です。

マーケティング分野に関しても、コロナ禍で企業・消費者の行動が変化するなかで、CX向上を求める傾向が強くなっており、その中でのビジネスチャンスを捉えていきます。また、感染拡大が落ち着きを見せた際のインバウンドの再活性化にも大きなチャンスがあると考えています。当社グループにとってAIやDX関連ソリューション・技術の導入は引き続き重要であり、セキュリティ分野と同様に事業提携等を含め、飛躍に向けた事業基盤の構築を進めて参ります。

皆様におかれましては、本年も変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2021年1月27日
株式会社バルクホールディングス
代表取締役CEO 石原紀彦